涙は通常、涙腺→涙管→鼻へと流れます。ところが、本来涙管を通るはずの涙が何らかの原因によって溢れ、目の下へ流れてしまい、その周辺の毛を濡らして赤茶っぽく変色してしまう事に起因します。毛が赤茶っぽくなるのは雑菌バクテリアのせいです。
個体差もあり一概にコレだ、というものは分かりません。
考えられる要因としましては、
・涙腺、涙管の器官的な問題。
・体質、体調、食物、アレルギーなどの個体差。
・花粉、ホコリ、逆さまつ毛などの外部刺激。
フードを変えたり、涙やけ専用フードのようなものもありますが、効果には個体差があり、「良くなった♪」もあれば「全然変わらない・・・」もあります。 また、1日2日で効果の見えるものではありませんので、数週間、月単位で取り組む必要があります。
涙管洗浄や外科的な処置で改善する可能性もあるようですが、手術のリスクを考えると、よほど酷い状態でなければ勧めない獣医師は多いと思います。
「すぐに○○病になる」といった事はありませんが、常に濡れて雑菌のある状態なので、悪化すれば脱毛、皮膚炎、ただれなども起りえます。
チワワやパグなどの、目が大きく、鼻が短い、ストップが深い犬種は涙やけが起こりやすい傾向が否めません。白毛の子に見られる印象が強いですが、黒毛の子でも分かり難いだけで、実は涙やけを起こしている事もあります。
上記のような原因と対策を考えだすとキリがありませんが、
まずはクリアフェイスでケアしてみてはいかがでしょうか?
ショードッグブリーダーが言うには「1日3回やること、3日サボったら元に戻ってしまう」そうです。 普通の方には1日3回は難しいかもしれませんが、1〜2日に1回でも続けましょう。